大分高専さまとの共同研究 2021年度 #2 パワーデバイス接合部の研究

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大分高専の先生・生徒さんとともに進めている共同研究。
その様子をお伝えするシリーズ第2回。
今回は大分高専さんに訪問し、研究の様子を取材しました。

ゴールは来年2月の研究発表会。
素晴らしい成果が発表できるよう、ODTもお力添えいたします。

繁松さん

電気電子工学科 繁松さん
今回の研究に携わる方。
趣味はテニス。

石川先生

電気電子工学科 石川先生
繁松さんが所属する研究室の先生。
モーターが専門。

ODT

こんにちは。
今日はよろしくお願いいたします。

今回の研究って、具体的にどんなことをされてるのでしょう?

繁松さん

はい。
ひとことで言いますと、「パワー半導体の接合部について、最適な電界特性を持つ形状を探す」というものです。

ODT

少し分かりやすく説明して頂くと、どんな感じでしょうか。

繁松さん

パワー半導体を接合するとき、その接合部の形によって、性能が違います。

ODT

接合部の形で、性能が違う。

繁松さん

はい。
接合部はその形や断面の形など、色んなパターンの組み合わせがあります。
それを試して、最適なものを探すという研究です。

繁松さん

接合部の形については、このように、モデリングツールを使って設計します。

ODT

でもそれってたくさんあって大変じゃないですか?

繁松さん

確かに組み合わせはたくさんあるのですが、見当が付けられるものもあります。
たとえばこのような形状ですと、電圧をかけたとき、角の部分に負荷がかかりそうだな・・・とか。
だから丸いアーチ状にしたらどうだろう・・・?とか。

ODT

なるほど、そういうのを繰り返していくのですね。

繁松さん

形を作ったら、電流を流してみます。
しかし毎回モノを作って実際に試すと大変ですので、シミュレータを使います。

このように画面に表示されるので、それをレポートにしてまとめます。

ODT

素晴らしいです。
頑張ってください。

ODT

先生から見て、繁松さんの進み具合はどうでしょうか。

石川先生

はい。
朝、研究室に来てPCを見ると、「頑張って進んでるな」という形跡が見えます。
このまま進めば、きっとよい成果が発表できると思います。

ODT

ありがとうございます。
引き続き、よろしくお願いいたします。

この日はオープンキャンパスに向けた、制作物の展示準備も進んでいました。
繁松さんのグループでは、光ったボタンを押すゲームを作っており、見せて頂きました。

(しかしながら新型コロナ感染予防の観点から、オープンキャンパスは中止となりました。)

繁松さん、石川先生、ありがとうございました。
ODTでは、ものづくりに携わる若い方々を応援します。
引き続き、よろしくお願いいたします。

次回は1月の更新予定です。
お楽しみに。

シリーズ:大分高専さまとの共同研究
第1回:キックオフミーティング