- 大分高専様×ODT共同研究
大分高専さまとの共同研究 2024年度 #3 オンラインミーティング

2024年12月、年末のさなかにオンラインミーティングを実施しました。
これまでの進捗ご報告と、困っている点に対してのアドバイスを行いました。

大分高専:浅野さん
JMAGとSolidWorksのチュートリアルが終わり、ひと通りの操作は習得できました。基本形である、コの字モデルの電流密度解析をするところまでは終わりました。それによって、これまで先輩方が作成したモデルの、リード線の電流密度とインダクタンスを、解析により算出しました。

大分高専:浅野さん
ヒートマップで見るとこのように、黄色になっているところほど電流密度が高いです。値も算出でき、各モデルごとリード線ごとの値が出せました。また、基板のカットが自由に出来るようになりました。

大分高専:浅野さん
これによって、自分の考える基板の形を作ってシミュレーションに書けることができます。基本モデル以外に、3つのタイプにカットしたものを作り、合計4つの基板タイプでテストします。まずこの左上をカットしたモデル。その同じ所のカット幅を大きくしたものを作り、比較するためのモデル。そして経路にスリットを入れ、電源の経路を長くしたモデルです。寄生インダクタンスは電流経路の長さによって値が変わるので、これによって値が大きくなるのでは?と思い作成しました。

大分高専:浅野さん
各モデルごと、リード線ごとにインダクタンスの値を算出しました。ところが値の変化量が大きすぎたため、計算の方法が間違っているのでは?と思い、それを教えて頂きたいです。
ODT:杉木
リード線6本の合計を出しても、正しい値は出ません。このモデルにおいて、リード線123はそれぞれ並列、456も並列、そして123と456が直列につながっている構造だからです。ですので123と456のそれぞれの値を出した後で足すという形が正しいです。
大分高専:浅野さん
ありがとうございます、分かりました。これで計算をし直してみます。
大分高専:石川先生
浅野さんは、3Dモデルのカットができるようになり、進歩が見られます。一方で、プレゼン発表のやり方については、まだこれからの部分も多いです。中でも技術者として数値をベースにした話し方について、指導していきます。
ODT:広報
浅野さんは学校の卒業発表も控えていて、とても忙しい時期だと思います。研究と資料作りで大変だと思いますが、最後の踏ん張りで乗り越えてください!
